しがない大学生のやんちゃぶろぐ

しがない大学生がやりたいことやってそれを書いてきます。未来の大学生の少しでも参考になれば。

「ピクサー流創造するちから」の書評というか感想

皆さん、こんにちは!

最近、本の紹介ばかりしていますが、自分の感想をどこかに残しておきたい欲が強いのです。

 

今日はこの本!

 

f:id:ambitiosboy:20190223101912j:plain

 

ピクサー創造するちから(エド・キャットミルさん著)です!

 

トイストーリー」や「モンスターズインク」を作った会社ですよね。

おもちゃが喋るとかそういう発想が生まれるのとか、本当にすごすぎですよね。

 

実はアメリカには、ピクサーに入るための専門高校があるくらい入社が困難みたいな話を聞き…

そんな企業の本、ましてやそこの社長が書いてる本とか見てみたい!と思い購入しました。

 

今日はその感想をやんちゃに述べたいと思います。

 

 

ピクサー流創造するちから」の要約

 

全部で400ページ、びっしりあります。

 

序盤は技術的な部分で、文系大学生の僕にはなかなかちんぷんかんぷんなものが多く、要約できません笑

が一つ言えるとしたら、エドさんは夢が明確な夢があり、そこに向けて行動し続けています。

本田圭佑も言ってますが、「夢は思い続ければ必ず叶う」を体現していますね

 

途中から、ピクサーという会社が誕生して、どう創造的な組織を作るかが書かれているのでそこら辺を五月雨式に書きます。

 

まず大前提、個人が創造的なアイデアを生むための考え方は書いていません。

何なら個人だけでは生まれないというくらい、組織でアイデアを生むためには?が書いてあります。

 

「創造に大事なのは、アイデアより人」です。

 

エドさんは、創業当初、自分より優秀な人を採用しようと意識していたと言います。

そんな人たちで構成され、率直に意見を述べられる組織がクリエイティブな組織になると。

そのためには信頼関係を持ち、夢を持った人を採用する必要があります。ピクサーで言うと常に見た人をいかに喜ばせるかが共通の夢としてあります。

また、率直な意見を言い合う場が重要であることの認識も大事です。

 

認識するということは、議論の際に「誰が言ったか」ではなく、「どんな意見か」にいかにフォーカスできるかが大事です。

 

この組織を形成するために、マネージャーは尽力する必要があります。どう組織の人に意見を言わせるか?、言わないのはなぜかを探る必要があります。

 

リーダーの在り方についても書いてあります。

また、チームは前に行くリーダーについていく。石橋を叩いているとついてこないと。

よって、進む力(スピード感)と間違えを認める力が信頼につながると。

 

進むことは、間違えた時に方向転換できる時間を残すためで、経験は効果的な学習方法という考えです。もう失敗ありきの考え方で、すごいいいですよね。笑

 

また、プロデュースする側のメンタルモデルとしては、大きな建物の中をエレベーターで移動すること。バカなふりしてコミュニケーションを取ると良いと。

 

また、目標は緩く、意志は固く持つ方がいい。新規情報があれば、オープンに目標を変えれば良いとあります。率直な意見を言い合う環境もそうですが、常に柔軟に考え方を変えることが、創造するには大事ということですね。

 

集合的な思考の意識転換をはかるために使用するメカニズムも書いてあります。

1.全員で問題解決

とにかく意見をガンガン言い合うことが大事です。

そのためには共感、明確な意志、寛大さ、聞く力が必要です。個人の創造力はその周囲の人によって強化されるという認識を持つ必要があります。

2.現地調査でつかむ本物感

まず、現場に行ってみることによって、細かい部分の忠実に表現することが出来ます。

3.制約の力

制約は創造性を作り出します。その制約の仕方はマネージャーの仕事で常に「問題が起こったときにスタッフの創造的な解決策を引き出すか」を軸に考えると良いです。

4.テクノロジーとアートの融合

芸術は技術を挑発し、技術は芸術に刺激を与える

5.短編で実験する

短編によって、幅広い経験が出来ます。どんな道も有益にすることが出来るため目的意識が大事である。そして他のメンバーの仕事を知るのは大事であることが書いてあります。

6.観察力を養う

見えているものには必ず先入観が介し、それを省くことが大事で、問題を引いて考える事で先入観を省くと解決策が見えてくることもあります。

7.反省会

理由が5個紹介されている

学んだ教訓を集約する

水平展開する

わだかまりを残さない…ここで誤解を解く。

反省会の予定が反省会を促す…自省をするため、大事

次につなげる

8.学び続ける

分からないことで、自信が揺らいだときには、わかりやすい絵で問題をイメージすると冷静さを保つことができる。

 

そして、ノーツデー(率直に意見を言い合う場ができてないことへの改善のため)の実施についても書かれています。

成功した理由は

・特定の目標を設定したこと

・会社のトップの支持を得たアイデアだったから

らしく、内部から発生したから。正解の解決策を出すというよりは、意見を正直に出せるという感覚の提供と、当事者意識を身につけることが大事ということですね

 

他にもスティーブ・ジョブズの働き方や、ディズニーについても書いてあります。

要約しようと思いましたが、途中から、備忘録目的に変わりました。失礼しました笑

 

この本の最後に大事な学びを2ページにわたって、箇条書きでありますので、それを見てみて下さい笑

 

ピクサー流創造するちから」の感想

 

全体的に難しかったです。でも、あの名作はこんな背景があって完成したのか!ということが知れて興味深かったです。

 

僕の学びとしては(こっちが要約になったかも)

 

・創造は人の意見で強化される

決して天才は存在せず、みんなで天才的アイデアを作り上げるイメージですかね。

 

・率直な意見を言い合うことが創造につながる。が意見に従うのではなく、その解決策を自分で考えることが大事

 

・リーダーはとにかく進む力が大事。

 

・早く行動するのは、失敗してからの時間を残すため

 

・未来は到達点ではなく一つの方向だ。

正しい進路を探すために努力をし、迷ったら修正する。だから「目標は緩く、意志は固く持つ方がいい」これすごい良いフレーズですよね。

 

・問題解決は全員で行う

全員に権利を与える。つまり、率直な意見を言える場もそうですが、常に尊重の心がありますね

 

・信頼とは相手が失敗しないことを信じるのではなく。相手が失敗しても信じること

その失敗をしても大丈夫なようにマネジメントするのはリーダーの仕事

 

・規則で縛るのは、組織を委縮させる。制約は想像を生む。

難しい話ですよね笑

ですが、自分の解釈でいうと、徒競走にたとえた時

この服で走れ、この靴で走れ、このコースを走れ、が規則。これではみんなが同じように走るだけ

制約は15秒以内に100m走れみたいなことかなと。みんなは服とか靴とかコースとか自由に走ることが出来る。

規則は目標達成に失敗しないことを目的とし、制約は次に進めることを目的としていて、次に進めるための過程は失敗しようが成功しようが創意工夫させることが出来ます。

 

って感じです。本当に情報量が多くて、読む人によって考えが変わるんだろうなって思います。

 

とりあえず、ピクサーという会社を一度見てみたいと思う今日この頃です。笑